超音波分散機の原理や特徴について
超音波分散機の原理は、超音波圧電素子に高周波高電圧の信号を送ったり、電圧をかけることで振動と振幅を発生させる機器で、それをブースターを介し増幅させてチップ先端から強い超音波振動振幅エネルギーを溶液中に照射します。
液中はキャビテーションが起きて凝集粒子に対し、強い衝撃を1秒間に約2万回の周期で与えて、凝集粒子はキャビテーション効果で衝撃と衝突し、一次粒子径まで分散されます。
アドバンスドフルオートチューニング回路での、定振幅制御がナノ粒子分散に代表する最新のアプリにも対応可能です。
特徴はビーズなどのメディアを使わずに超音波のキャビテーションを使い効率よくスラリーを分散させ、分散粒子の形状が均一で滑らかなので再凝集が起きにくく科学実験の場における汚染もなく、綺麗な分散が出来ます。
処理時間の短縮やコスト削減にも向いてます。
ラボレベルのビーカーバッチ処理と通液ホルダーを使った連続・循環処理から、インライン連続生産システムまで幅広いです。
新開発のアドバンスド定振幅回路と、アドバンスドオートチューニング自動追尾回路を合わせることで行える制御は、これまでの制御の制度と安定性に改善をもたらしていて、ナノ粒子分散を代表とした最先端の分散アプリや無人運転にも使えます。
お試し品の温度や粘度の変化など負荷変動や、送液ポンプ脈流などの圧力変化・流量変化に対して追従性を上げて理想的な発振制御を実現させました。
オプションの温度リミッター機能は、ビーカーや配管上に設置したセンサーからの情報を基に制御しタイマーと連動も可能となってます。